一つのドメインで複数のブログを運用する方法!サブディレクトリの作成からブログの一部引っ越しまで!

Wordpress

 

ここでは一つのドメインで複数のWordPressブログを運用していく方法をご紹介します。

紹介する内容は、雑記ブログから一部のカテゴリーを特化ブログとして独立させるために私が実施したものです。同じような状況の方の参考になればと思います。

具体的には以下の方法と手順になります。

  1. サブディレクトリを作成
  2. 元のブログから一部の記事を引っ越し
  3. 関連する設定

サブディレクトリを使うメリット

雑記ブログから一部を特化ブログへ移行する方法としては、ここで紹介するサブディレクトリ以外にも、サブドメインの作成や新規ドメインの取得という方法もあります。

これらの方法についての説明は、主旨からそれるのでここでは割愛します。

これらの方法の中でもサブディレクトリを選ぶ主なメリットは以下が挙げられます。

  • SEO評価がメインサイトと共有されると言われている
  • 新規ドメイン取得のようにコストがかからない

 

新規ドメインの費用を避けたい、SEO評価を引き継ぎ・共有したいという人におススメの方法となります。

SEO評価の引継ぎ・共有については、メリットと言える反面デメリットにもなり得ると言われています。メインサイトとサブディレクトリがお互いに、良い評価も悪い評価も影響も受けるということですね。

これに関しては、おそらく誰もがどのサイトでも基本的に良い評価を目指して記事作成していくので、問題ないと考えます。

そもそも評価が低い(アクセスが少ない)記事は常にリライトするか削除すべきなので、共有するかどうかで悩む必要はないと言えます。

ちなみに、サブディレクトリを運用する場合は、同じサイトという認識になるため、別途アドセンスのサイト追加も必要ありません。

サブディレクトリとは?
サブディレクトリとは、あるディレクトリの下層に作成されたディレクトリのこと。
平たく言えば、メインサイトの中にフォルダを作成して、そこを一つの独立したサイトとして運用していくものです。
アドレスは以下のようになります。
(例)メインサイト:www.abcdefg.com

(例)サブディレクトリ:www.abcdefg.com/hijklmnop

 

 

サブディレクトリを作成する

サブディレクトリを実際に作成する手順について説明します。

私はエックスサーバーを使っているので、ここで紹介するのはエックスサーバーでの方法になります。

 

❶.サーバーパネルにログインし、「WordPress簡単インストール」をクリック

 

❷.サブディレクトリを作成する対象ドメインを選択する

 

❸.新しく作成するサブディレクトリのアドレス、ブログ名などの情報を入力

 

❹.上記で確定したら、管理画面のURL(wp-admin)からログイン画面に入る

 

❺.ログイン

 

これだけで新しいサイトができました。

ログイン後は、最初にWordPressを始めた時と同じようにまっさらな状態です。

 

 

ブログの一部をサブディレクトリへ引っ越し

上記の通りサブディレクトリを作成できたら、特化ブログとして独立させる記事の引っ越しをします。その具体的手順を紹介していきます。

 

❶.元のサイトからエクスポートするため、プラグイン「DeMomentSomTres Export」をインストールし、有効化

 

❷.ファイルをエクスポート

ここは引っ越ししたいカテゴリーだけを選択すればOKです。

 

或いは「すべてのコンテンツ」を選択して、全部インポートしたあとに引っ越し不要な記事を一括削除する方法もありかと思います。

記事数によってはこちらの方が各種設定までコピーできて速そうですが、とりあえず本記事では特定のカテゴリーだけ選択して引っ越しします。

 

❸.引っ越し先のサイトでインポートする前に、まず記事が非表示になるようにプラグインを入れておきましょう

 

引っ越し先にインポートすると、2つ同じ記事が存在する状態になるため、すべての記事が非表示になるように「Coming Soon Page」というプラグインを入れておき、「Enable Coming Soon Mode」に設定しておきましょう。

全ての引っ越し作業が終わったら公開状態に変更できます。

設定後はアクセスすると記事の代わりにこのような表示が出ます。

 

❹.引っ越し先のサイトでインポート

「ツール」から「インポート」へ。「WordPress」を選択。

 

先ほどエクスポートしたファイルを選択してアップロードします。

 

ここまで来たら記事の引っ越しは完了です。記事一覧からインポートされたか確認してみてください。

 

Redirectionで301リダイレクト簡単設定

元サイトの記事を引っ越ししたからと言って、削除してしまうとWEB検索からおとずれた人はエラー表示を見て帰ることになります。

そこで古いアドレスに訪れた人も引っ越し先に誘導できるように、自動で転送する設定を行います。

重複した記事が存在し続けるとGoogleの評価にも影響する恐れがある点からも、必ず設定しておきたいです。

 

❶.元のサイトにて、プラグイン「Redirection」をインストール

 

さっそく有効化して起動していきます。

WordPressアドレスとサイトアドレスでhttpとhttpsの差異がある場合は警告が出て進めないようなので、WordPressメニューの「設定」から変更して一致させておきましょう。

 

❷.引っ越しした記事に転送設定をしていきます

 

❸.元サイトの記事を非公開にする

元サイトの記事は削除しても良いようですが、今後また記事を元サイトに戻す可能性がゼロでない場合は非公開にして残しておいた方が便利かもしれません。

 

プラグインもサブディレクトリへコピー

新しいサイトでもメインサイトと同じプラグインを使いたい場合、一つ一つ入れていくのは非常に手間です。

ここでFFFTPを使ってプラグインをコピーします。

 

FFFTPにてメインサイトの「public_html」⇒「メインサイト作成時に作ったフォルダ(私の場合はwp)」⇒「wp-content」⇒「plugins」

 

pluginsの中でコピーしたいプラグインのフォルダを選択し、ダウンロードします。

 

ダウンロードできたら、新しいサイトの同じ位置(pluginsフォルダ)にコピーすれば完了です。

実際にやってみたところ、なぜかすべてのプラグインがコピーできていませんでした。

深く追究するのは時間の無駄と思い、コピーできていなかった分は普通にプラグイン新規追加しました。

プラグインの中身の設定にも結構時間をとられましたが、多少は仕方なしと割り切りました。

 

まとめ

特化ブログの立ち上げのため、サブディレクトリの構築からブログの一部を引っ越しする方法をまとめてきました。

一つのドメインで複数のサイトを運用できるのは、コストの面からも魅力的であり、SEO評価も共有されるので、別途ドメインを新規購入してサイトを作るよりもはるかにメリットがあると言えます。