人間は大体90分ごとに集中力が切れてしまうことが、過去の研究から明らかになっています。
これは「ウルトラディアンリズム」と呼ばれる現象で、私たち人間に内在する体内時計、睡眠周期などにも関係しています。
このウルトラディアンリズムを利用し、「90分集中して仕事をする→20分休憩する」という110分のサイクルを繰り返すことで、仕事の生産性をアップすることが期待できます。
作業に集中していると、90分経っても「キリがいいところまでやりたい」という気持ちになりますが、中途半端であっても90分の時点で中断するのがポイントです。
人は達成できたことよりも、達成できなかったことや中断している事をよく覚える習性があります。
あえて中途半端なところで中断することで、モチベーションを維持しやすくなり、作業を再開するときに取り掛かりやすくなります。
キリの良いところまで終えてから休憩に入ると、逆に心理的には再開するときのハードルが上がってしまいます。