楽天モバイルアンリミットが先着300万人を対象に1年間無料というキャンペーンを行っていますが、iPhoneはXR以前の機種が対象外ということで諦めた人も多いのではないでしょうか。
実際のところはある方法を使えばiPhoneXR以前の機種(例えばiPhone X、iPhone8、iPhoneSE第一世代など)でも楽天モバイルアンリミットを使うことができます。
私もiPhoneSE第一世代で楽天モバイルアンリミットを使っていますので、本記事でiPhoneで使えるようになった方法を紹介したいと思います。

iPhoneSE第一世代
楽天アンリミット対応機種は?
楽天モバイルアンリミットの対応機種
- Fujitsu
arrows RX - HUAWEI
HUAWEI nova 5T
HUAWEI P30 lite
HUAWEI nova lite3 - OPPO
OPPO Reno A 128GB
OPPO A5 2020
Reno 10x Zoom
AX7
R17 Pro
Find X - SAMSUNG
Galaxy A7
Galaxy S10
Galaxy Note10+ - SHARP
AQUOS sense3 lite SH-RM12
AQUOS sense3 plus SH-RM11
AQUOS sense3 SH-M12
AQUOS sense3 plus SH-M11
AQUOS zero SH-M10
AQUOS R2 compact SH-M09
AQUOS sense2 SH-M08
AQUOS sense plus SH-M07
AQUOS R compact SH-M06
AQUOS sense lite SH-M05 - Sony
Xperia Ace - Rakuten mini
楽天モバイルアンリミットでは基本的にiPhoneが使えず、対応機種はアンドロイドのみとされています。公式にはiPhoneは対象機種に入っていません。
楽天モバイルで使えるiPhoneは?
楽天モバイルアンリミットではiPhoneは使えないとされていましたが、楽天モバイル公式サイトでは、一部機能のみ対応であることが後から追加されました。
その他のeSIM対応製品(2020年4月時点)
iPhone 11 ※1
iPhone 11 Pro ※1
iPhone 11 Pro MAX ※1
iPhone XS ※2
iPhone XS Max ※2
iPhone XR ※2※:上記機種は動作保証外となりますので、ご利用はお客様自身のご判断でお願いいたします。
※1:iOS13.0以降
※2:iOS12.1以降
上記プラス、新しく発売されたiPhoneSE第二世代も使えるようです。
iPhoneで使える機能
〇データ通信
〇通話
〇SMS(楽天回線)
iPhoneで使えない機能
×SMS(パートナー回線)
×地震・津波の緊急速報の受信など
×110/119通話などでの高精度な位置情報取得
×パートナー回線から楽天回線への接続先切替
×APN自動設定(海外/国内)
eSIM対応と記載されていますが、データ通信は通常のSIMでも問題ないようです。
古いiPhoneで楽天モバイルアンリミットを使う方法
公式には対象外とされているiPhone8やiPhone6、iPhoneSE第一世代などで楽天モバイルアンリミットを使う裏技を紹介していきます。
この方法によって上記のiPhoneで使えない機能も使えるようになります。
まず私の状況ですが、端末はiPhoneSE第一世代で海外のアップルストアで購入したSIMフリーです。海外のSIMフリー端末といっても、今では日本でも購入可能です。
すでにシムフリー端末が手元にある場合、やることと手順はおおまかには以下の通りです。
(他社契約の端末の場合は、MNPで乗り換え手続きをしましょう。)
- iPhoneにプロファイルをインストール
- iPhoneをiTunes(PC)につないでキャリア設定ファイルをアップロード
続いて細かい作業について説明します。
iPhoneにプロファイルをインストール
iPhoneのSafariからアクセスして、楽天モバイルアンリミットの構成プロファイルをインストールします。
iPhone上に他のプロファイル(例えば旧楽天モバイルのプロファイルなど)があれば削除してください。

「iPhoneを探す」をオフにする
iPhone→設定→Apple ID→探す→iPhoneを探す
「iPhoneを探す」をオフにします。

iPhoneをiTunes(PC)につないでキャリア設定ファイルをアップロード
PCにiTunesアプリがない場合は、インストールします。
キャリアデータをPCにダウンロードします。
Docomo_jp.bundle.ipcc (iphone 7,8,X IOS 13の場合)
Docomo_6s.ipcc (iphone 6s IOS 12、13の場合)
Docomo_se.ipcc (iphone se IOS13の場合)
PCのメニュー→Windowsシステムツール→コマンドプロント

コマンドプロントに、以下のコードを入力します。
「ユーザ名」のところは、自身で設定した名称です。初期なら「admin」「user」などになっていると思います。
続いてiPhoneをUSBでiTunesにつなぎます。このとき楽天モバイルアンリミットのSIMを入れておきます。
接続できたらiPhoneを選択します。

「iPhoneを復元」を、Shiftボタンを押しながらクリックします。

先ほどダウンロードしておいたキャリアデータをアップロードします。
これにて設定完了です。

キャリアが「ドコモ41.0」になっていれば成功です。
まとめ
ここまでの設定ができれば、古いiPhoneでも楽天モバイルアンリミットのSIMカードを使うことができ、パートナーエリアでもSMS受信、通話もできます。
楽天モバイル新プランの1年間無料はとても魅力的ですが、iPhoneに対応していないのが最大のネックとなっていました。
しかし裏技を使えば解決できますので、興味がある人は試してみる価値ありです。
ただし正規の方法ではないため、端末やデータの故障が起きた場合は自己責任となります。
楽天モバイルアンリミットはiPhoneSE第二世代であれば普通に使えるようなので、心配な人はこの機会にiPhoneSE第二世代を購入してはどうでしょうか。
本記事の参考サイト:
iPhone6s、iPhone7、iPhone8でも楽天モバイルのUNLIMITが使えるようになる裏技は本当?←本当に使えた!(要PC、iPhoneXとiPhoneSE第1世代も使える)
楽天モバイル UN-LIMITをiphoneで使ってみました