部活が楽しくない
練習が厳しすぎる
コーチ/顧問/監督が威圧的で耐えられない
部活を辞めたい理由は様々でしょうが、結論としては、嫌ならできるだけ早く辞めるべきです。
その理由は次の通りです。
- 我慢を続けるうちにネガティブな人間になる
- 辞める=悪いことではない
- 辞める=終わりではない(むしろ始まり)
- 無理をして続けると、大人になってからも一生あなたのメンタルを蝕み続ける
負け犬になるのではないか、親が辞めさせてくれない、などの理由から、すぐに辞めれないのは当然でしょう。
しかし、感情と事実は切り分けて考えるべきで、論理的に考えてみて、「辞めるべきだ」という結論に至るようであれば、すぐに辞めましょう。
目的のない我慢はメンタルに毒

「忍耐は美徳」のような考え方は時代遅れで、目的もなく耐え続けることにメリットはありません。
目標があれば多少のことは我慢して続けていくべきですが、そうでない場合は「忍耐=悪夢」であると言えます。
我慢してまで部活を続ける場合、部活のことが気になって他のことに集中できなかったり、監督やコーチからのプレッシャーで自分はダメだと思いこんだり、メンタルに悪影響を及ぼします。
その影響は甚大で、人生そのものが楽しくなくなるほどです。
こうした負のスパイラルは、脳の機能を低下させ、あなたのやる気はもちろん、判断力や集中力をも低下させます。
つまり、部活だけでなく、勉強、私生活など、人生すべてに悪影響をもたらすというわけです。
特別な目的や目標がない限り、こんな状況からは一刻も早く脱した方がいいでしょう。
辞める=悪いことではない

辞める=悪いことではありません。
毎日不快な思いやモヤモヤした感情を抱きながら学校生活をおくるのは楽しくないですよね。
辞めれば他に楽しいことが待っていて、毎日明るく楽しく過ごせるかもしれません。
それでも我慢して嫌なことを続けるのはなぜですか?
途中で辞めたら、今後の人生でも、何でもすぐに諦めてしまう人間になる、と言われたから?
親の期待を裏切ってしまう?
仲間に申し訳ない?
これらの理由はすべてあなたの思い込みであり、事実ではありません。
部活を辞めた人は、何をしても続かない?
部活を途中でやめた人は、社会に出てから仕事もすぐに辞めるし、結婚してもすぐに離婚するのでしょうか?
安心してください。
そんなデータはありません。
しかもこの理論でいけば、そもそも部活をしていない人は、仕事も結婚もできないという話になります。
そんなことはあり得ません。
周りの大人からそう言われた場合も、信じてはいけません。
大人も嫌なら仕事を辞めますし、恋人と別れます。離婚もします。
なぜなら、もっといい仕事や自分にあった相手がいると思うからです。
親の期待を裏切ってしまう?
実際にやるのはあなたです。
決めるのもあなたです。
やりたくない事を子供に強要する権利は親にはありません。
子供は親の所有物ではありません。
殺せば捕まるし殴るだけで罪に問われます。
あなたとあなたの親は別の人間であり、別の人生を歩んでいるのです。
親が子供に部活を続けさせたいと思うのなら、根性論や精神論ではなく、どうしたら続けていけるかを論理的に考え、子供を導いていくべきです。
子供にはできないことを、親が知識を総動員して道を示してあげるべきなのです。
それが出来ないのに、逆にあなたを追い込むような発言や態度しかできない親は、残念ですがダメな大人だと言えます。
仲間に申し訳ない?
仲間に申し訳ないと思うなら一言相談するべきではありますが、誰かのために自分の選択を曲げて不本意ながら続けるのは間違いです。
そんなことをしても誰も得しません。
友達はあなたに残って欲しいと思うかもしれませんが、あなたが残ったところであなたの人生を保証してくれる人はいません。
自分の人生は自分で決めるしかないのです。
一緒にやろうと誘った、或いは誘われたとしても、実際に決めるのは本人で、やるのも本人のはずです。
あなたが部活を辞めたことで友達じゃなくなる人は、はじめから友達ではありません。
逆に友達が辞めたいと言ってきたら、その選択を尊重してあげましょう。
辞める=終わりではない

部活を辞めてもあなたの人生が終わるなんてことはありません。
むしろ嫌な状況から解放されて、新しい人生が始まると考えるべきです。
私たちには現状維持バイアスが働きます。
普通にしていると、新しいことに挑戦するよりも、現状維持を選択する傾向が強いというわけです。
これも辞めるのを躊躇う理由になっているかもしれません。
ここで重要なのは、機会損失という考え方です。
機会損失とは、分かりやすく言うと守りに入ってしまい、チャンスを逃してしまうことです。
部活の場合で言うと、もし嫌な部活を辞めたら、他の部活や、勉強、読書、ゲームなど、何でもいいので新しいことを始める時間ができます。
しかし、辞めようか辞めまいかと嫌々続けているうちに、新しいことにチャレンジできるチャンスを逃しているのです。
辞めること=新しいことの始まり
辞める時は、早めに気づいてよかったと思うべきです。
「これは自分に合わない」
いま気づいたおかけで、今後自分の時間を無駄にしないで済むようになったのです。
変化の激しい現代では、1つのことに無駄にこだわらず、「新しいことにチャレンジできる人」が成功します。
長期にわたる無駄な我慢は、大人になってからもあなたを苦しめる

精神的苦痛と戦いながら長年続けた部活は、あなたが大人になってからもあなたを苦しめます。
これは虐待やイジメにも近い部分があり、大人になってからもふと思い出しては不快感を覚えたり、自分は時間を無駄にしていたという自己嫌悪感やストレスを覚える場合もあります。
夢に出てくることもあるでしょう。
通常、人間の記憶はポリアンナ効果によって美化される傾向があるので、思い出すだけで不快というのは、よっぽどトラウマになっていると言えます。
もちろん続けてよかったこともあるかもしれませんが、
強烈なストレスが生むトラウマは、「もっと早く辞めておけば違うことができたんじゃないか」、「本当に辛かった」という記憶ばかり残ります。
「いまこの辛い状況に耐えきれれば、この先多少のことは頑張れる」と思うかもしれませんが、このとき重要なのは、「どうやってその困難な状況を乗り越えたか」であって、ただ耐えてやり過ごすことは、将来ほぼ役に立ちません。
ただ耐える以外何もできない、という無能にすらなりかねません。
尊敬できない顧問・コーチ・監督の正体

部活生活を大きく左右するのは、ずばり指導者です。
悪い指導者に当たれば、部活は楽しくなくなります。
顧問、コーチが原因で、楽しめないという人は少なくないはずです。
いつも頭ごなしに怒鳴るだけで、何を言ってるのか分からない。
今のはダメ→こうしろ
と行動を直接訂正する人がいますが、これは無能な指導者の典型です。
「失敗」を指摘するならまだしも、「失敗した人の人格」を否定するクズ指導者もいるのが現実です。
「やれ」と言われて、できれば苦労しませんよね。
できないから困ってるんです。
じゃあ何が問題なのか、なぜそうなったのか、どうすればいいのか?
もっと言うと、じゃあ何を何時間何日間練習すればいいの?
そまでは言わないにしても、子供にある程度進むべき道を示すのが指導者の役割です。
ただ怒っているだけの指導者は無能です。
怒りをコントロールできない人は、自分で何もできない人です。
思い通りにいかないと怒り出す。
これは実はスーパーでお菓子を買ってもらえなくて泣いてる子供と同じです。
以前は、毎日のように生徒を殴る顧問も少なくありませんでしたが、これは論外、犯罪です。
殴ることで上手くいく可能性はゼロです。
コーチや顧問の言うことは、大人だし、自分より経験もあるし、もっともらしく聞こえますが、実際は正しくない可能性も非常に高いです。
では、あなたの指導者が「過去にどれだけの実績をあげたのか」を考えてみて下さい。
オリンピックメダリスト、全国トップ、県トップ?
そんな人は全国の指導者の1%未満です。
なかには、学生時代にただかじった程度の人もいます。
補欠だった人も多いでしょうね。
基本的に大人は自分の経験が多いことから、子供を下に見る傾向があるので、ある人は偉そうに、大体の人は最低でもそれらしく振る舞うことができます。
無能な大人の言葉を真に受けて、自分はダメだと思い込んだりするのはやめましょう。
あなたの辞めたい原因がもし顧問やコーチにある場合、相手が無能であることを疑いましょう。
なぜなら、無能な人間は他人を指導し有能に育てることができないからです。
まとめ
辞めたいと思っていることを嫌々続けるのは、デメリットの方が多いです。
特に、自分はダメなんだと精神的に追い詰められる期間が長くなるほど、大人になってからの仕事や恋愛にまで影響を引きずる可能性が高くなります。
色々述べてきましたが、周りの目などを気にせず、自分の素直な気持ちに従って選択していくことが1番というわけです。
自分で自分の人生を選択できる生き方をしていきましょう。