人生を再構築するための4つのルーティーン

読書日記

 

普段の生活であまり意識しませんが、私たちの生活は多くのルーティンで成り立っています。

たとえば

  • 仕事に行く時間に合わせて起床する
  • 朝食を食べる
  • 通勤する
  • 昼休憩で昼食を食べる

細かく分けると、いくつものルーティンと呼べる行動で成り立っていることが分かります。

つまり、新しいルーティンを作ることで、今の生活を変えることができ、新しい自分に生まれ変わることができるのです。

ここでは、12週間で実践できる、自分の内側に眠る「ずっとやりたかったこと」を明確にして、人生を再構築していくための最強ルーティン4つを紹介していきます。

 

メモワール(回顧)

メモワール=回顧では、自分の年齢を12分割して、1つずつじっくりと振り返っていきます。

たとえば、あなたが今36歳であれば、4-6歳、7-9歳、10-12歳、という感じに、これまでの人生を分けていきます。

1週間に1ブロックずつ、12週間かけてやります。

自分の過去に対し、敬意をもって振り返ることがポイントです。

  • その時どこに住んでいた?
  • どんな音を覚えている?
  • 印象的だったニオイは?
  • 最大の挑戦は何をしていた?
  • 何に夢中になっていた?
  • その時誰を懐かしく思う?
  • 好きだった人は?

など

「そんな昔の事なんか思い出せない」

と思うかもしれませんが、過去の記憶をじっくりと振り返っていくことで、色んなことを思い出すことができます。

そして

「自分がどのようにしてここまで来たか」

を思い出すことができるのです。

私たちは誰もが

「自分は大した人生を生きてきていない」

と思ってしまう傾向があります。

しかし、敬意をもって自分の歴史を振り返ることで

  • 「自分がどれだけ頑張ってきたか」
  • 「自分がどれだけ愛されてきたか」

ということに気づき、自分の人生の意味や価値を認識することができます。

そして、自分の人生を誇れるようになります

 

モーニングノート(朝日記)

モーニングノート=朝日記では、パソコンやスマホは使わず、A4サイズのノートに1日3ページ、手書きで思いついたことを自由に書きだしていきます。手書きの方が、ゆっくり書くことができて、創造性も高まるため、この朝日記に適していると言われています。

朝食やコーヒーを飲む前、朝一番に行います。

日記はだいたい夜に書くのが普通ですが、夜は反省が多い一方、朝は前向きな思考が出てきます。起床してすぐだと、まだ何もしていないから何も書くことがない、と思うかもしれません。

どんな小さなくだらないと思うことでもいいので、ただひたすら思いついたことを書いてください。

そうすることで、思考の中のごみを取り除くことができます。

何を考えていて、何を考えていないかが明確になってきます。

ノートは、家族も含め、誰にも見せないようにしてください。人に見せるために書かず、自分だけのために、自分に対して優しく書いてください。人に言えば無理だと言われるような願望や夢でも、かまわず自分に正直に書き出すこと。

自分だけのノートなので、自分の願望に対して自分で無理だと決めつけ、抑え込む必要はありません。

 

アーティストデート

アーティストデートは、週に1回1時間、何かをすると想像して、新たにやってみたいことを10個書きます。

今まで通りの生活ではできないようなことを書いてください。

たとえば、サーフィン、バイオリン、茶道、海外に住むなど、今までやってみたかったけど、何だかんだできなかったようなことを書き出します。

  • 時間がない
  • 勇気がない
  • お金がない

このようなネックがあったとしても、とりあえず書き出してください。

改めてゆっくり考えることで、自分の内に潜む願望、本当にやりたかったことに気づくチャンスが生まれます。

関連するエクササイズとして、「5つの架空の人生を考えて、タイトルをつける」ことをやってみましょう。

たとえば

  • もし自分が歌手になっていたら
  • もし自分がプロ野球選手になっていたら

もし自分がいまの自分ではなく、想像する人物だったら…という架空の人生を5つ考えます。

そこから1つ選んで、その人生に少し近づけることをやってみます。

「その人生に近づけるとしたら、何をすればいいだろう?」と考えて、1つやってみてください。

 

ソロウォーキング(一人散歩)

ソロウォーキングは、一切何も持たずに、完全に1人で、週に2回、20分ウォーキングをします。

通勤は散歩に含みません。

  • 犬の散歩もNG
  • 買い物もNG
  • 子どもとの散歩もNG

完全に1人で、スマホも携帯してはいけません。内省に集中する時間を持つことが目的です。これをすることで、ひらめきやシンクロニシティを感じる機会が生まれます。スマホも持たずに一人で散歩することで、「気づきの時間」を持つことができます。

ちなみに、スマホから離れること、散歩することは脳にいいことが科学的にも検証されています。私たち現代人は、暇さえあればSNSやニュースサイトを見たり、ゲームをしたりします。情報過多になりがちな環境にいるのです。

毎週2回散歩したところで、何も気づかないことの方が多いかもしれませんが、完全に自分単独で散歩に集中するだけでも、メンタルをリフレッシュできます。

 

まとめ

行動することで、新たな発見があり、自信が生まれ、人生が変わります。新しいルーティンを作ることで、新しい自分に生まれ変わることができるのです。

  • メモワールで過去を振り返る
  • モーニングノートとソロウォーキングで、現在の自分を見つめる
  • アーティストデートで新しい自分に気づく

4つのルーティーンが組み合わさることで、自分が本当にやりたかったことが見えてきます。

ここで気づかされたことは、自分の内にあった願望であり、他の人は知らないことです。

自分さえやる気になれば、何歳になろうと新しい挑戦はできることに気づけます。

 

参考:いくつになっても、「ずっとやりたかったこと」をやりなさい。

いくつになっても、「ずっとやりたかったこと」をやりなさい。 - ジュリア・キャメロン, エマ・ライブリー, 菅 靖彦