WHO(テドロス事務局長)の発言まとめ。新型肺炎が発生してからWHOが何をしてきたか。

国際問題

 

テドロス氏辞任署名はこちら

【随時更新予定】

新型肺炎(武漢肺炎)が起きてからWHOはいったい何をしてきたのか?

毎日のようにニュースサイトで彼らのコメントを見てイライラしていた人も多いのではと思います。

ここではそんなWHOのこれまでのコメントを時系列でまとめてみました。(ニュースサイトより引用、主にテドロス事務局長、他にもライアン氏、専門家チームなどの発言や発表を含みます)

メディアの伝え方や切り取り方により、発言の意図を正しく表現できていない可能性もあります。

WHOは一貫して中国の封じ込め対応を称賛しています。以下の中国本土以外での感染拡大状況のグラフを見れば、何を根拠に称賛しているのか本当に理解できません。

画像引用:WHO report

 

1/9 中国への渡航制限は不要、人同士では容易に感染しない

1月9日(引用元:時事ドットコム

「現時点では中国への渡航や取引の制限は不要。」

「中国当局によれば、人同士では容易に感染しない。」

「中国には、感染拡大を抑えるしっかりとした公衆衛生の対応力が備わっている。」

1/29 全世界が警戒せよ

1月29日(引用元:NEWS JAPANNEWS JAPAN時事ドットコム

「全世界が警戒しなくてはならない。」

「中国にとっては大きな挑戦だが、対応は圧倒的な規模だ」

「私たちはいま重要な岐路にある。伝染の連鎖はまだ止められると信じている。」

「新型ウイルスに感染した人の多くは穏やかな症状しか見られず、約2割が肺炎や呼吸器不全などの重大な影響を受けている。」

「新型ウイルスが世界に及ぼす危険度を「中程度」としたことについて、深く後悔している。」

「1月30日に、国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態に当たるかを判断する緊急委員会を開催する。」

1/30 中国との貿易や旅行を制限する必要は全くない

1月30日(引用元:NEWS JAPAN

「緊急事態を宣言したが、パンデミックとはいえない。」

「適切な対応や、効果的な対抗策の実施をすれば拡大は妨げる。」

「前例のない大流行に前例のない対応を実施している。」

「中国との貿易や中国への旅行を制限する理由はまったくない。」

「明確にしておきたいが、今回の宣言は中国に対する不信任投票ではない。」

2/4 中国の高レベルな対応につづけ

2月4日(引用元:NEWS JAPAN

「新型ウイルスの拡大を阻止する絶好の機会。中国が武漢で高レベルの強力な対応措置を講じているからだ。」

「このチャンスを利用し、さらなる感染拡大を防ぎ制御しよう。」

2/6 新型肺炎に対抗する武漢市民の努力に感謝

2月6日(引用元:新華社

「武漢市および湖北省の人々は、ウイルスに対抗する過程において多くの犠牲を払ってきた。私は彼らに感謝する。彼らの行為は自身(国家)の人民だけでなく、世界の他の場所も守るものなのだ。」

2/9 他国でさらなる感染拡大の可能性あり

2月9日(引用元:Boomberg

「われわれは氷山の一角しか見ていない恐れがある。」

「少数の例は他国でのさらなる感染拡大を示している可能性がある。」

2/11 正式名称をCOVID-19に決定

2月11日(引用元:NEWS JAPAN

「新型コロナウイルスによる病気の正式名称を「COVID-19」に決定した。」

「地名や動物、個人や集団に言及せず、かつ発音しやすく、病気そのものに関係のある名前を探した。」

2/12 中国政府を称賛するよう圧力を受けているのか?

2月12日(引用元:AFPヤフーニュース

「全ゲノム配列決定の公開や武漢市封鎖など、中国のしたことを認めて何が悪いのか。」

「中国は記録的な速度でウイルスを分離し、DNAシークエンシングを進めるとともに、直ちにWHOとも共有した。これは他の国々がウイルス検査ツールを開発するのに役立った。もしも検査ツールがなければ、感染症例が軽視され、感染が拡大したかもしれない。」

「武漢のような都市で大規模な措置を講じると、経済分野を含め代価を払うことになる。ある英国の代表は、『われわれは中国の措置を称賛する、これは英雄的な振る舞いで、これによってわれわれは、より安全になった』と述べた。」

「われわれは互いに対抗するのではなく、団結しなければならない。慌てず、恐れず、正しいことをする。これが私からの呼びかけだ。」

2/20 中国以外でも感染拡大するかもしれない

2月20日(引用元:NHK福井新聞

「安心していてはいけない。中国以外の患者数は中国に比べかなり少ないが、この状況は長く続かないかもしれない。」

「ダイヤモンド・プリンセスの乗客の致死率はおよそ2%で、600人余りの感染が確認されるなか、とても不幸ではあるが想定できる出来事だ。」

「今のところ、新型コロナウイルスの有効な治療法は確立されていない。」

「2種類の抗エイズウイルス(HIV)薬を組み合わせたものと、別の抗ウイルス薬を使った二つの治療方法を、WHOとして試験中。」

「世界的に不足しているマスクや防護服などが、医療従事者に行き渡るようにするため、製造業者に協力を要請した。」

2/21 感染拡大阻止のチャンスが減ってきている

2月21日(引用元:朝日新聞

「中国への渡航歴がなかったり、感染者との接触がなかったりするのに感染する例が出ている。感染拡大の阻止はまだ可能な段階だが、チャンスは減ってきている。」

「18人の感染と4人の死亡が報告されたイランには、ウイルスの検査キットを送っており、今後も必要なサポートをしていく。」

2/24 ウイルスは世界的に拡大していない

2月24日(引用元:NEWS JAPAN

「各国は、今後起こり得るパンデミックへの準備段階に入るべきだ。いまパンデミックと宣言するのは時期尚早。」

「今はパンデミックに備えるためにあらゆることをする時だ。」

「COVID-19で死亡する人の割合は、依然としてわかってない。」

「今のところ我々は、このウイルスが抑制されずに世界的に拡大しているという状況や、大規模な重病者数や死者数にも見舞われていない。」

「このウイルスは封じ込めることができ、実際にその通りにできた国がたくさんある。」

2/26 イタリア、イラン、韓国で感染者が急増しているが世界的な流行ではない

2月26日(引用元:ロイター

「イタリアやイラン、韓国での新型コロナウイルス感染者の急増を深く懸念しているが、新型ウイルスは引き続き抑制されており、パンデミック(世界的な大流行)ではない。」

「事実に関する慎重かつ明確な分析を行うことなくパンデミックを宣言することは避けるべき。」

「パンデミックという言葉を不用意に使用することに具体的なメリットがない。一方、不必要かつ不当な恐怖や汚名を増幅し、システムをまひさせるという点で重大なリスクがある。パンデミックは新型ウイルスをもはや抑制できないというシグナルにもなり得るが、それは事実ではない。」

2/27 イタリア、イラン、韓国は、中国のように大胆な措置を取れ

2月27日(引用元:時事ドットコム

「世界は新型コロナウイルスの大規模な感染拡大を阻止できるかの岐路に立っている。」

イラン、イタリア、韓国で集団感染が発生しておりこれを拡大させないことが重要。中国のように大胆な措置を取れば、まだ抑え込むことは可能だ。

2/28 マスクを着用する必要はない

2月28日(引用元:時事ドットコムヤフーニュース

「新型コロナウイルスのリスク評価について、これまでの「高い」から、最高の「非常に高い」に引き上げた 。」

「断固とした措置を取れば、まだ封じ込めは可能。」

ほとんどの感染は今なお追跡が可能。」

「新型ウイルスが「地域で広がり放題」になっている証拠はない。」

「現時点での最大の敵は新型ウイルスそのものではなく、恐怖、うわさ、汚名だ」

「コロナウイルスのパンデミックが起きていると言うのは、地球上のすべての人がウイルスにさらされると実質的に認めるときだ」

「せきやくしゃみといった症状がない人は、予防目的で学校や駅、商業施設など公共の場でマスクを着用する必要はない。過度の使用を控えるように。」

「マスクをしていないからといって、感染の可能性が必ずしも上がるわけではない。手洗いの励行など衛生上の注意点を守ることこそが最も効果的。」

3/2 新型ウイルスの世界的流行は未知の領域に突入した

3月2日(引用元:NEWS JAPAN時事ドットコム

「新型コロナウイルスの世界的流行は未知の領域に突入した。」

「日本、韓国、イタリア、イランの4カ国が最大の懸念。」

「十分な根拠があればパンデミックの宣言をためらわない。ただ、累計の感染者数の9割はいまだ中国が占めており、現状ではパンデミックには当たらない。」

3/3 マスクを早急に生産せよ

3月3日(引用元:AFP朝日新聞

「中国のデータでは、新型コロナウイルス感染症は抑制が可能。」

「感染予防の防護具の備蓄が急速に減っている。」

「外科用マスクの、個人防護具(PPE)の生産スピードを劇的に速めよ。」

「新型ウイルス対策で、医療用マスク8900万枚、医療用手袋(検査健診用グローブ)7600万組、ゴーグル160万個が毎月必要。」

「世界的に見て、COVID-19患者のうち約3.4%が死亡している。COVID-19は、インフルエンザよりはるかに致命的。」

「感染率はインフルエンザより低い。ただし症状が重症化する患者がより多い。隔離などによる封じ込めに全力を注ぐべき。」

3/5 あらゆる対策を講じよ、これは訓練ではない

3月5日(引用元:ヤフーニュースヤフーニュース

「新規感染の減少が見られ、心強い兆候。」

「一部の国が多くの新型コロナウイルス感染事例を報告しているが、115カ国はまだいかなる事例の報告もない。」

「21カ国は1件のみ、5カ国は過去14日間に新規患者が報告されていない。」

「数カ国が何の対策もしないことを懸念している。世界各国が新型コロナウイルに関する教育、診断能力の向上、病院の備え、必須供給品の準備のような緊急計画を稼動すべし。」

「香港で飼い犬に新型コロナウイルスの陽性反応が出たことについて、世界の動物保健機関(OIE)などと議論している。」

「新型コロナウイルスの拡大阻止に必要なすべての対策を実施していない国が多すぎる。これは訓練ではない。」

3/6 世界のすべての国が感染拡大を最優先課題とせよ

3月6日(引用元:朝日新聞

「世界の全ての国が新型コロナウイルス感染拡大の封じ込めを最優先課題とすべき。」

「新型ウイルスは地理的に拡大しており、懸念が深まっている。グローバル化した世界において、各国の団結が唯一の選択肢だ。」

「日韓両国は、政治的な争いを展開するのではなく、人命救助に尽力すべき。」

「感染が深刻なイランについては、政府を挙げた対応にシフトとしている。問題の深さを把握することで、一段と積極的で的を絞った監視が可能となる。それが新型ウイルス阻止に向けた措置につながることを望んでいる。」

3/7 中国が2000万ドル寄付してくれた( ̄▽ ̄)

3/11 日本、ルクセンブルクからの寄付

3月11日(引用元:Twitter)

日本から4600万ドル(46億円)の寄付。感謝です( ̄▽ ̄)

ルクセンブルクから40万ユーロ(≒4700万円)の寄付( ̄▽ ̄)

3/11 COVID-19はパンデミックだ

3月11日(引用元:ヤフー、Twitter)

「COVID-19は今やパンデミックであると言える」

「今後、感染者と死者は増える」

 

3/16 入国制限を乱用するな

3月16日(ヤフーヤフー)

「感染者や感染経路の割り出し、クラスター(感染者の集団)の封じ込めといった感染拡大防止策を並行して行わなければ、渡航制限措置は何の効果ももたらさない」

「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の疑いのある患者全員を検査するように」

「この1週間でCOVID-19患者は急増した」

3/23 寄付はいっぱい貰ったけど治療薬は開発できてない

3月23日(AFP

「新型コロナウイルスのパンデミックは明らかに加速している」

「ウイルスに勝つためには、積極的かつ焦点を絞った戦略でウイルスを攻撃する必要がある」

「感染疑いのある患者は全員検査し、感染の確認された患者は全員を隔離・治療し、感染者との濃厚接触者は全員を追跡・隔離すること」

「現在、COVID-19に対し効果を発揮すると証明された治療薬はない」

3/28 レディガガと電話しました

3月28日

「レディー・ガガと素晴らしい電話会談をしました。常に世界への思いやりと優しさを見せる彼女に感謝を伝えました。」

3/30 結局どうすればいいの?

3月30日(TBS

「外出禁止や移動制限などは感染拡大を遅らせ、医療崩壊を防ぐ一定の効果はある」

「仕事を毎日しないと生活の糧が得られない、食べていけない人がたくさんいる。各国の政府はそのことを考慮すべきだ」

「各国政府は国民に、なぜ移動制限などが必要か、わかりやすく伝えることが重要だ」

4/1 感染は拡大する

4月1日(産経

「数日以内に(世界の全体の)感染者は100万人、死者は5万人に達するだろう」

「過去5週間で新たな感染者が急激に増加し、死者数も過去1週間で倍以上となった」

4/13 新型コロナは新型インフルの10倍致命的。措置解除は慎重に

4月13日(NHK

「感染が広がるスピードがとても速い一方で、速度が落ちるのはかなりゆっくりだ」

「2009年の新型インフルエンザの10倍致命的であり、感染拡大防止の措置の解除はゆっくり行われなければならない」

「WHOにとって、アメリカは最大の拠出国だ。トランプ大統領は協力的で、今後も資金拠出を期待している」

4/21 ウイルス研究所から流出説を否定

4月21日(読売

「科学に基づいて行動するWHOの立場として、武漢の研究所の可能性はないとみている」

「客観的な証拠はこのウイルスが動物に由来するもので、研究所で誰かに細工されたものではないことを示している」

4/22 WHOは可能な限り早く緊急事態宣言した

4月22日(ヤフー)(ヤフー

(対応が遅かったという批判に対して)

「我々は可能な限り早く宣言した。各国が対策を準備する時間を確保したと思う」

「このウイルスは長期間我々と共存するだろう」

「世界は元の姿に戻ることはできない。『新しい日常』になる」

(辞任について問われ)

「3年間懸命に働いてきた。さまざまな意見はあるだろうが、いまは命を救うことに集中したい」