iPhoneSEのバッテリー交換に失敗した件

生活日記

 

iPhoneSEのバッテリー交換を自分でしてみたので詳細をレビューします。

バッテリー交換についてはすでに記事や動画がいっぱい出ていて、検索すれば必要な情報が見つかります。私が自分でやろうと思った理由は簡単で、既出の情報で30分程度で簡単にできると言ってる人が多かったからです。

なのですが…

 

実際にやってみた個人の意見としては、バッテリー交換を自分でやるのは結構ハードルが高いと思います。無理せず最初からAppleか街中の専門店に持って行くほうが安全で結果的にコスパがいいかもしれません。

 

ここから自分で交換を行ったときの状況について詳しく紹介していきます。

 

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iPhone SEのバッテリー交換に使ったキット

バッテリー交換は、街中の専門店でやってもらってもiPhone SEの場合なら3800円とかでできます。

自分で交換キットを買う時は、バッテリー付きで2000円程度で買うことができますので多少安価になります。

Amazon、楽天、ヤフーショッピングやヤフオクなどで買うことができます。

 

 

私はこんな感じでやりました。

 

ツールもセットで2000円ぐらいなので安いなーと思っていたのですが、想定外のアクシデントに見舞われて、交換作業は全然スムーズにいきませんでした。

 

バッテリー交換を自分で行うときの問題は?

バッテリー交換を個人で行う際の不安要素は以下の通りです。

  • リチウム電池は爆発の危険がある(らしい)
  • 作業に時間がかかる
  • 想定外のアクシデントが起きた時に対応できる工具やアイテムがない
  • 同梱のツールに多少ばらつきがありフィットしないリスクがある模様

続いて実際に私が自分でバッテリー交換をしたときに起きたアクシデントを紹介します。

 

iPhoneSEのバッテリー交換で失敗した2つのこと

タイトルには失敗した件と書きましたが、バッテリー交換自体は何とか無事にできました。ただし想定外のアクシデントがあり、時間がかなりかかりました。とても成功したと言える状況ではありませんでした。

22時から開始し完了したのは2時過ぎです。しかもバッテリー爆発の危険も感じながらの緊張した効率の悪い作業になりました。主につまづいた工程は2つあります。

 

吸盤でiPhoneが開かない

輪っかを引っ張りますが

全然動かず。

指は痛いし、輪っかが吸盤に食い込んで千切れ取れそうでした。ここで30分はかかったと思います。

吸盤をiPhoneの角部分にあてながら根気よく引っ張って、何とか隙間ができたところに同梱の青い三角のヘラを差し込み、こじ開けることができました。

できないことはないけど、やっぱり安いツールはよくないなと思いました。この工程は専用ツールを使えばかなり楽にできるみたいですが、そもそもこのツールを買うぐらいなら街中の修理屋に持っていって交換してもらった方がよさそうです。

 

両面テープが切れた

iPhoneのフタさえ開けば、ここまではネジを外すなど簡単な工程が続きますが、問題は最後のバッテリーと本体を接着してる両面テープを剥がす工程。ネット情報では以下のようにできるとあります。

 

バッテリーの裏に両面テープが貼られてますが、構造上テープの端が出ているのでそれを引っ張って、ぐるーっと回して剥がしていく感じですね。

ここでどうなったかと言うと

ちょっと引っ張ったらすぐにテープが千切れました。

 

テープが切れた後はもう引っ張れるものがないので、そこに張り付いているバッテリーをテコの原理のように持ち上げていって無理矢理引き剥がすしかないです。

さらにここで、同梱の青い三角のヘラでバッテリーを持ち上げようとしましたが、一瞬で折れました。バッテリーが相当固くくっついてたみたいです。

ヘラが折れたので、その後はやむなく金属製のマイナスドライバーでバッテリーの持ち上げに挑みました。

ただしリチウム電池は穴が空くと爆発する(らしい)ので、金属で無理矢理引き剥がす作業はとても危険です。

 

私は以下のような方法で引き剥がしました。

  1. マイナスドライバーに布をかぶせてバッテリーの端の方から徐々に持ち上げる。
  2. バッテリーが持ち上がりできた隙間に同じく布で覆ったマイナスドライバーと、いらないポイントカードを切ってそれを隙間に入れて両面テープを擦るように剥がしていく。
  3. テープが剥がれやすくなるように裏からヘアドライヤーで温風を当てる。

 

この作業の繰り返しです。

緊張しながら慎重に慎重にやっていきました。

 

長時間の格闘の末なんとかバッテリーを取り外せましたが、写真の通り両面テープがiPhoneにこびりついててました。そして何とか取り外したバッテリーはぐにゃぐにゃに曲がりました。硬い粘土のようでした。

とてもとてもネット情報のようにスムーズにとれるものではありませんでした。バッテリーを外した後でさえ、爪や鋭利なものを使ってようやく剥がせるというレベルでした。こりゃ引っ張って取れるわけねぇわ、と思いましたね。

これまで端末を使ってきた期間、使い方や消耗具合によって両面テープが取れにくくなるのか、または最初の製造の時点で製品ごとに多少バラつきがあるのかもしれませんが。

 

バッテリー交換にかかった時間は…

とにかく、22時から開始して2時までかかりました。

一時はどうなることかと思いましたが、2時には終わってよかったです。

 

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交換後はバッテリー容量が復活

バッテリー容量は無事100%に戻り2年以上使ったSEは息を吹き返しました。2年も使うとバッテリーがイカれてきて、バッテリー残量は80%ぐらいでした。挙動も異常になっていて、例えばさっきまで50%あった電池がたった5分で20%になったり。さらに20%からは10分以上たっても全然減らないと思ったら急に電源が落ちたり。さっき20%あったのに再起動したらもう3%だったり等々。もはや正常に挙動しなくなってました。

 

【2020/2/23追記】

2/23時点

3ヶ月経った2月後半時点のバッテリー容量は91%で、まだまだ使えそうです。

 

【2020/3/28追記】

3/28時点

4カ月以上たった3/28時点でまだ88%あります。

 

【2020/6/6追記】

6/6時点

半年近くたった6/6時点でバッテリーは75%まで低下しました。ただし、先に挙げたような異常現象は起きてなくて、100%の状態の時と同じように使用できています。以前は80%で異常が起きていたので、詳しく分かりませんがまだまだ使えそうです。

 

【2020/11/6追記】

1年経ってもバッテリーに異常などはなく、全く問題なく使えていました。が、バッテリーとは全く関係ない、端末のストレージ容量が小さすぎるという理由で、日常のスマホ生活に限界がきたためiPhoneSE第二世代(256GB)に乗り換えました。バッテリー交換までして延命させたiPhoneSE第一世代は、下取りに出して検証も終了です。

 

バッテリーは純正品を買うべき?

バッテリー交換しても3ヶ月でダメになるという書き込みが他サイトで数多く見られましたので、上記の通りそんなことはないと、ここにレビューしておきます。

私は互換品ではなく純正バッテリーを購入したので、その差もあるのかもしれません。交換用のバッテリーを買うなら純正品をオススメします。もはや売られているか分かりませんが…

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まとめ

自分でバッテリー交換するとき特に気をつけた方がいい点は以下の通りです。

  • フタを開ける工程でツールが弱くてなかなか開かないかも
  • バッテリーと本体を接着している両面テープがなかなか取れないかも
  • バッテリーを無理矢理引き剥がそうとすると爆発する恐れがあるらしい

 

それでも自分でやるとした場合、私の経験から提案できる対策は以下の通りです。

  • できればMIRACLEやiSclackなどの吸盤ツールがあった方がいい
  • リングの吸盤でやる場合、中央ではなく角に当てて少しずつ根気強く持ち上げる
  • テープを引っ張る前に、まずヘアドライヤーで温風を当てながらテープが剥がれやすいようにする
  • バッテリーをテコの原理で持ち上げる時は、バッテリーに負けて折れない金属製のマイナスドライバーのような物に布を被せるなどして、慎重に進める

 

一度経験したので次はもっと上手くできると思いますが、私はもう2度と自分では挑戦しないと思います。それでも自分でバッテリー交換をしてみようという方は、ぜひ上記のようなポイントに気をつけて頂いたた方がいいかと思います。

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