ストレス軽減、メンタル改善…観葉植物の驚くべき効果とは?

ストレス

 

現代の環境、特に都会で暮らす人々は、自然とのふれあいが激減しています。

 

私たち人間の脳は古代に形成され、自然のなかで暮らすことに最適化されてきました。

近代的な建築やテクノロジーであふれた現代社会では、この環境と私たち人間の遺伝子のミスマッチが起こり、鬱病や不安、イライラしやすいなどの不調をもたらしていると考えられています。

 

私たちはなるべく古代の環境に近づくため、生活に自然との触れ合いを取り込む必要があるのです。

田舎で暮らす人はまだ良いですが、都市部で暮らす人にはなかなか難しいことかもしれません。

 

そこで、簡単に導入できる「観葉植物」をおすすめします。

本記事では、観葉植物の効果と、おすすめの観葉植物を紹介していきます。

 

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自然との触れ合いはどれだけ体にいいのか?

 

自然と触れ合うことで、なんとなく落ち着く、という人もいるかと思います。

 

自然と触れ合うことで、私たち人間は、副交感神経が活性化します。

副交感神経は、リラックスしているときに働く自律神経で、メンタルの疲労やダメージを回復させてくれます。

 

つまり、自然と触れ合うことで、私たちは疲労やダメージを回復できるというわけです。

 

ダービー大学が行った分析では、自然の癒し効果は「d=0.71」という効果量が出ています。

効果量は統計手法の一つで、一般的には0.5を超えると効果が高いと判断されます。

マッサージの効果量は0.57という報告がありますので、自然の癒し効果は非常に高いことが分かります。

 

 

自然の癒し効果は、なぜこんなに高いのか?

 

自然の癒し効果がこんなに高い理由は、人間の感情システムに影響を与えるから、と言われています。

感情システムとは、人間の心の働きを3種類に分類した考え方で、興奮・満足・脅威の3つで構成されています。

 

  • 興奮:主にドーパミンで制御されていて、喜びや快楽といったポジティブな感情を作り、獲物や食事を探すためのモチベーションを生み出す。
  • 満足:主にオキシトシンなどで制御されていて、安らぎや親切心といったポジティブな感情を作り、コミュニケーションに役だつ。
  • 脅威:主にアドレナリンやコルチゾールなどで制御されていて、不安や警戒といったネガティブな感情を作り、外敵や危険から身を守る。

 

3つのシステムがバランスよく機能することが、私たち人間が最高のパフォーマンスを発揮するための条件となります。

 

快楽ばかりを追えば人生は破滅し、安らぎだけの人生には前進がなく、不安ばかりの生活には幸福はありません。

自然の環境は、季節のうつろいや草木の変化が程よい興奮を、緑に守られている安心感が安らぎを、自然に潜む道の脅威がときに警戒を生み、3つの感情システムをバランスよく刺激します。

 

現代、特に都市部の生活では、テクノロジーが発達する一方で人間関係は希薄になり、興奮と脅威の感情だけが活性化しやすい状態になっています。

 

ここに、観葉植物など、自然を取り入れることで、感情のバランスを少しでも取り戻すことができるのです。

 

 

 

観葉植物のすごすぎる癒し効果とは?

 

自然が私たち人間の心身にとって良いと分かっても、いきなり森での生活を始めたり、田舎に引っ越したりすることは難しいでしょう。

 

今の暮らしにできるだけ自然を取り入れていく方法を、現実的に考える必要があります。

そこでおすすめなのが、観葉植物です。

 

ノルウェーで行われた実験では、オフィスのデスク上に観葉植物を置いたワーカーほど、病気で欠勤する回数が少なく、主観的なストレスも低く、仕事の生産性も向上したという結果が出ています。

観葉植物の近くで仕事をすることで肌荒れが改善したという報告もあり、副交感神経の活性化によって体内の炎症が治まったと考えられています。

 

別の実験では、観葉植物を取り入れてから、作業の効率が38%も上がり、ワーカーの幸福度は47%も上がったと言われています。

これは、副交感神経が活性化し、作業中の緊張がやわらいだことで、集中力がアップしたと考えられています。

 

 

おすすめの観葉植物(NASA推奨)

 

取り入れる観葉植物は基本的に何でも大丈夫で、自分が好きなものを選べばオッケーです。

ここでは、比較的育てやすく、入手もしやすい、おすすめの観葉植物を紹介します。

いずれも、NASAのクリーンエア研究で推奨されている観葉植物です。

 

ポトス(Pothos)

ホルムアルデヒド(シックハウス症候群の原因となる代表的な化学物質)を吸い込む効果があり、週に1度の水やりでも十分な初心者向けの観葉植物です。

 

サンスベリア(Sansevieria)

ホルムアルデヒドを吸い込む効果があり、空気清浄効果の高さに人気があります。

悪いエネルギーを浄化して幸福をもたらすと言われています。

水やりが少ないので育てやすいです。

 

チャメドレア(Bamboo palm)

ホルムアルデヒドを吸い込む効果があります。

日陰や寒さに強く、直射日光を避ければ毎日の水やりが不要なので育てやすいです。

 

 

まとめ

 

人間は本来、自然のなかで生活するように最適化されていて、現代の発展がこの人間の遺伝子とミスマッチを起こしています。

このミスマッチにより、メンタルの不調など様々な現代病を引き起こしています。

 

簡単な対策ですが、今回紹介したような観葉植物を取り入れるだけでも、自然の癒し効果は十分に得られます。

少なくとも、何もしないよりは確実に効果が出るはずです。

 

もっと簡単な対策では、自然の写真や絵を飾ったり、海や川、鳥の鳴き声などの音を聞くのも有効です。

オフィスに観葉植物を置き、パソコンやスマホで自然音を流しておくだけで、緊張が軽減され、生産性の向上が期待できます。

ぜひ試してみてください。

 

今すぐできる、日常のストレスを軽減する4つの方法

 

参考:最高の体調 ~進化医学のアプローチで、過去最高のコンディションを実現する方法~