2021年にフリーランス(個人事業主)になり、今年ももうすぐ終わりとなりました。(本日12/22)
フリーランスになれば家賃や光熱費の一部や専従者給与を経費にして、所得税や住民税を抑えれるという印象が強く、会社員時代はフリーランスに憧れていましたが、実際になってみると結構大変でした。特に収入が減った場合は1年目はかなり大変なんじゃないでしょうか。
2年目以降に期待したいですが、今年はとにかく日本税金高ぇよ、ふざけんな!と思った1年でした。フリーランスになってサラリーマンと比べてどうだったのか紹介したいと思います。
私の家庭環境ですが、専業主婦の妻と2人です。
フリーランスになって収入がかなり減った
ITエンジニアで独立するようなパターンであれば収入が増える人も多いかもしれませんが、私の場合は前職の仕事のボリュームを減らして業務委託で続けるというのがメインだったので、収入は激減しました。2020年(令和2年)の年収はちょうど500万円ぐらいでしたが、会社員と違ってボーナスもないので2021年は300万円ぐらいになりました。

300万円でも生活はできるし、仕事はかなり楽になっているので健康的な生活ができているのですが、今年の税金が昨年の年収500万円(別途副業で赤字申告はしましたが)をベースに請求されたので、思っていたよりも税金の支払いが高くて非常にキツかったです。
国民健康保険の支払額が減収したフリーランス1年目には高すぎる問題
フリーランスになると国民健康保険に加入し、自分だけでなく家族分も支払いが必要になります。前職の健康保険に継続して入ったり、個人事業の業種によっては国保よりも安い組合に入ることもできるようですが、私は普通の国民健康保険に入りました。国民健康保険は若干の地域差があるそうですが、大差はないようです。支払額の試算は各自治体のHPで調べれます。
会社員のときは会社で健康保険に入っていて、妻は私の扶養に入っていたので支払いは1人分で1か月約17,000円という状況でした。

これがフリーランス1年目の今年は、自分と妻の2人分の支払いが必要になり(と言っても私の分が23万で妻の分が3万ぐらいですが)、以前の17,000円×12か月=204,000円よりも遥かに高くなりました。
フリーランス1年目の実際の国民健康保険料:269,100円

収入が増えてれば別によかったのですが、200万円もダウンしている中この保険料UPはキツイです。収入の約9%が国保の支払いに消えました。
来年は支払額ダウンに期待です。
フリーランス1年目は住民税も高かった
会社員時代2020年の住民税は、上記明細の14,400円×12とすると、年額172,800円だったようです。
フリーランス1年目の2021年は、121,600円でした。2020年会社員時代に副業で確定申告(赤字)をしていたので、少し抑えられたようです。とはいえ、月換算すると毎月約1万円。普通に高いと感じています。しんどいです。
写真は所要のため3期納付後に取得した課税証明書です。

簡単な試算ですが、2022年はたぶん年額40,000円ぐらいになると思います。月換算すると3,000円強なので大分メンタルも落ち着きます。収入が伸びないうちは、なるべく0円に近づける努力をしたいと思います。
国民年金がとにかく高かすぎる問題
脱サラと同時に強制加入させられる国民年金が、とにかく高すぎです。サラリーマン時代の厚生年金が31,110円となっていましたが、今は毎月私と妻の2人分で33,220円です。とりあえずクレジットカードで半年前納しましたが、800円ぽっちしか割引がありません。2年分前納すれば14,000円ぐらい割引されるようですが、もしまた正社員に転職したらとか考えたら、そんな先まで納付する気になりませんでした。

唯一の慰めは、売上からこの国民年金の支払額を控除できることでしょうか。青色申告で妻を専従者にしていますが、私が2人分払っているのでまとめて私が控除を受けます。
話は逸れますが、引退世代でお金に余裕のある人は支給額減額してほしい。年金生活者が余裕のある暮らしをしている一方で、こんなカツカツになって将来もらえるか分からない税金を払い続けるのはあまり納得できるものではないです。
国民年金の支払いだけで収入の10%超が飛びました。。。
e-Taxが便利と思いきや使いづらすぎる問題
レシートを保管したり会計ソフトに記帳したりするのは特に問題ないのですが、確定申告や届出の提出、源泉徴収の提出で使える国税庁のe-Taxがとにかく使いづらいです。まずブラウザだとChromeでは作動しないし、以前使っていたInternet Explorerはサービスが終了して完全にEdgeに移行するみたいで、Edgeの方で開いても訳分かりませんでした。
基本的にはダウンロードしたソフトを使ってるのですが、これがまた文字が小さかったり色々と見づらい!書類を作成しようにも、検索機能もないのでどこに格納されているのかも調べないと分からない。紙でやるのはもっと面倒だし慣れるしかないですが、はっきり言ってショボい時代遅れ感を感じるソフトです。
しかも給与報告書とかは国税じゃなくて地方自治体に提出しないといけないので、別途eLTAXというソフトを使わなければなりません。1つにまとめろよ。。。
何やかんや分厚い書類の束を送り付けてきたりと、何事に対しても分かりやすくしようという気がないように感じます。業務効率化などの改善をする気がないのでしょうか。嵌め込みのためにわざと複雑にしているような気すらしてきますね。
とまあ愚痴ばかりになっていますが、自分で選んだ道なので、分からないことは調べながら罰金を喰らわないように頑張っていきたいです。来年も国税庁の電話相談センターに電話しまくりたいと思います。