勘定科目の中には似ているものも多く、どれに該当するか判断に迷うこともある。ここに明確な規定はなく、基本的にはそれらしいものを選んで自分で決める。ただし、企業会計原則において「継続性の原則」があるため、同じ内容は同じ勘定科目で毎年統一して仕訳する必要がある。
勘定科目に迷うもの(一例)
- 会計ソフト費用 → 通信費 or 消耗品費
- 書籍の購入費 → 新聞図書費 or 消耗品費
- ガソリン代 → 旅費交通費 or 消耗品費
勘定科目を決めるルール(一例)
判断基準をもって自分で決める
- 会計ソフト:月額/年額なら通信費、1回購入であれば消耗品費など
- 書籍:雑誌の定期購読などであれば新聞図書費、不定期の単発購入なら消耗品費など
- ガソリン代:頻繁に発生するなら旅費交通費、そうでなければ消耗品費、或いはガソリン代以外にも関連費用が発生するなら車両関連費を新たに追加するなど
「消耗品費」は備品や電化製品などで使うことが多いので、何でも消耗品費にすると消耗品費だけが膨大になる。他の勘定科目を使えるときは他の勘定科目を使った方がいい。