成功するには「正しい努力」が必要と言われていますが、今回はドラゴンボールのベジータから正しい努力を学びたいと思います。
ベジータは、サイヤ人の王子として生まれエリート人生を歩んでいたわけですが、落ちこぼれであるはずのカカロット(孫悟空)と地球で出会い、そこから変わっていきました。
ベジータと言えば、生まれながらのエリートでプライドが高いのが特徴ですが、登場人物の中では一番の努力家と言えます。
最近では短時間の特訓で「瞬間移動」を成功させ、ヤードラット星人に「努力の天才」と言わしめたほどです。
では、ベジータの努力の様子を見ていきましょう。
継続する力、限界突破する力

ある時、自分の限界に気が付いた。そして自分への怒りで突然目覚めたのだ。オレの中のスーパーサイヤ人がなぁ
悟空はクリリンが殺された怒りでスーパーサイヤ人に目覚めましたが、ベジータは特訓を繰り返す中で自分の限界に挑み続けた結果スーパーになりました。
外的なきっかけに頼らず、自分の継続的な努力と執念で限界を突破したというわけですね。
スーパーサイヤ人ゴッドになった時も、悟空は他の5人のサイヤ人のパワーをもらって覚醒しましたが、ベジータは個人の努力で覚醒しました。
彼こそ努力の男なのです。
努力を支える信念・プライド・目標
確かに俺は傲慢だ。だがなぁ、それは俺にとっての、サイヤ人の誇りそのものなんだーー!!!
カラダと心は支配かれても誇りだけは思いどおりにならんぞ!!!
オレの目標はあくまでカカロット、貴様だ
限界突破できるまで継続的な努力を重ねるためには、強靭なメンタルが必要なのはもちろんですが、信念の強さ、プライド、目標といった要素がベジータを支えているのが分かります。
「サイヤ人の誇り」
「戦闘民族サイヤ人をなめるなよ」
「カカロットを倒すのはこの俺だ」
ベジータがよく口する言葉です。
バビディに支配され、おでこにMマークがついた時でも、完全に操られることはなく、自分のプライドを保ちつづけました。
地球で悟空に負けてからは、常に悟空を倒すことを目標にし、悟空を超えるために努力を続けています。
ブレない信念とプライド、明確な目標がベジータの努力を支えていることが分かります。
諦めも速いが、レジリエンスが高い(立ち直りが速い)

ベジータと言えば、相手に勝てないと分かった時点で諦めるシーンも印象的です。
フリーザの強さに絶望し、抵抗しないシーン
ブロリーに勝てないと分かり、逃げ出すシーン
破壊神ビルスにゴマをするシーン
ベジータは頭がいいので、勝てない時に逃げるという判断もします。
カッコ悪いシーンではありますが、合理的な判断と言えます。
一旦逃げはしますが、そこで終わらないのがベジータです。
すぐに、自分より強い相手を超えるため、また努力し始めます。
常にポジティブな悟空とは違い、逃げもするし絶望もするけど、そこからの立ち直りが見事です。
フリーザの部下、フリーザ、人造人間、セル、魔人ブウなど
一度は負けた相手でも、最終的にはみんな超えています。
現在の自分のレベルを認めて努力する

先に挙げた逃げる、絶望するとも同じですが、自分のレベルを正しく認識しています。
認めたくない事実でも、悟空の方が強いことをいつも認めています。
カカロット頑張れよ! お前がナンバーワン1だ!
印象的なのは、魔人ブウとの戦いでのこのセリフでしょう。
それまでは、悟空の方が強いことを認める発言はしませんでしたが、この時初めて言葉にしました。
そして破壊神ビルス編では、ウィスから「いつも悟空さんに一歩先を行かれてますね~」と言われても、事実を認めて「チッ」としか言いません。
それでいて、すぐにでも悟空を超えようと常に努力を続けているのです。