新築マンションに引っ越してから、水道直結型のウォーターサーバーを設定しようとしたのですが、結局設置できずにトラブルが起きただけで終わりました。
特に新築だと穴あけ工事などは嫌だと言う人も多いと思いますので、発生しうる注意点を事前に確認しておいた方がいいです。今回は私の実例を紹介します。
水道直結型ウォーターサーバーの特徴
水道直結型ウォーターサーバーとは、水道水を自動的にウォーターサーバーに取り込んでろ過する仕組みです。従来型のようにペットボトルゴミも出ませんし、浄水型と違って自分で都度給水する必要もありません。
設置の際は、キッチンのシンク下などの水道管にチューブを繋げて、床や壁などを這わせてウォーターサーバーと接続します。まずはウォーターサーバーを置く場所を決めて、その場所に合わせてチューブをどう這わせるかを考えます。
例えば次の写真のようにシンクの後ろ側に置こうとすれば

写真のように壁に沿ってチューブを這わせることになります。

最短距離で床に這わせると、歩くたびに引っかかったりしますので、遠回りでもこのような工事になります。
チューブは壁や床の色に合わせた化粧カバーを選ぶのが一般的です。

水道直結型ウォーターサーバー設置工事の問題点
水道直結型ウォーターサーバーは、水道管に給水チューブを接続する必要があります。この接続する場所が、シンク下だったり蛇口のノズル部分だったりと様々です。

シンク下(私の家)

蛇口ノズル部分(参考)
蛇口ノズル部分に繋げられれば、多少はキッチン台の上にチューブを這わすことになってしまいます。
私のようなシンク下の場合だと、チューブを通せる隙間が引き出しのところにあれば良いのですが、無ければ穴開けが必要になります。
穴あけ箇所も、引き出しを入れているキッチン台そのものの底面か、底面が無理なら正面(下の写真の黒い部分)に穴を開ける必要があります。

私の場合、隙間もなくて底面も無理だったので、黒い部分に穴を開けるしかありませんでした。いくら下の方で普段見えないとはいえ、正面部分に穴を開けるのは嫌だったので、水道直結型ウォーターサーバーを設置するのは断念しました。事前に写真を送って確認はしてましたが、実際にどうなるかは設置工事の時に確認必要とのことで、工事当日に業者に見てもらって諦めるかたちになりました。
水道直結型ウォーターサーバーを設置する際は床のキズにも要注意
水道管との接続や配管のルートを確保できたら、水道直結型ウォーターサーバーを設置できます。設置の際にも床などのキズに注意する必要があります。
通常、ウォーターサーバーを販売(リース)する会社と、設置工事を行う会社は別になります。まずはウォーターサーバーが宅急便で郵送されてきて、翌日以降に設置工事の業者が来ます。
以下は私の実体験になります。
業者に現場を確認してもらいながら、結果的に工事はせず終わったのですが、どう設置するかも含めて作業が進んでいたので、ウォーターサーバーは開梱しました。
ウォーターサーバーの梱包は、ダンボールの上から黄色バンドで縛ってありました。設置工事の業者が来るまで、ダンボールに入った状態で冷蔵庫のすぐ横に置いていました。ダンボールは上から被せるタイプで、底面は別で1枚という状態でした。

業者は、おそらく冷蔵庫の真横だと開梱しづらいという理由だと思いますが、黄色バンドで縛られた状態のダンボールを、そのまま横に引きずりました。
床面には一切養生してません。
普通は黄色バンドを掴んで持ち上げてから横に移動するか、養生を引いてスライドさせるべきです。
そして、被せるタイプのダンボールを外す際ですが、長さがあるので外しづらく、思いっきり天井にぶつけて擦りまくってました。
結局この日は工事ができなかったので業者は引き上げていったのですが、開梱しっぱなしで部材も床にぶちまけて帰りました。

そして、あとから見て気づいた一番の問題のが、新築の床に思いっきりキズが入ってました。。

冷蔵庫や洗濯機、ダイニングテーブルやソファ、エアコンも全て新調したのですが、どの業者も全て床にキズがつかないように養生をしていました。ウォーターサーバーの設置だけが養生せずに進められました。
水道直結型ウォーターサーバーを検討している人は、事前に養生するよう強く要求しておくか、自分で不要なシーツや布を敷いておくことをお勧めします。
もちろんキズについては泣き寝入りする必要はなく、ウォーターサーバーの会社に連絡して設置工事の業者に補償を要求することはできます。しかしながら、色々と面倒ですし気分も良くないので、事前に万全の対策をしておく方が良いです。
ウォーターサーバーは浄水型の方が安心安全
自動で給水できる水道直結型ウォーターサーバーは非常に魅力的ですが、一方で設置工事のハードルやリスクがあります。
ウオーターサーバーには従来のペットボトル型以外にも、自分で都度水をつぎ足す浄水型もあります。1日1~2回は自分で水道から水を汲んで入れる手間がかかりますが、それさえクリアできれば一番エコで安心安全と言えます。
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卓上タイプもあるので、水道の蛇口が伸びるタイプで且つ届く範囲にウォーターサーバーを置ける人は、蛇口を伸ばしてダイレクトに給水できるのでそれほど苦にはならないでしょう。